蔵元情報 12月(2011)

■■■イベント■■■

◇千代寿虎屋
12月10日 酒蔵前で初槽の儀ならびに感謝祭を開催します。

◇宮坂醸造
「真澄きき酒塾」開催のご案内
「真澄きき酒塾」、今年も開催いたします。
普段はお客様をお入れしない酒蔵を、社長が自らご案内。
日本酒よもやま話や真澄各種のきき酒もできる、毎年人気のイベントです。
2回だけの開催となりますので、ご予約はお早めに!
◎真澄 きき酒塾 半日コース
日時: 第1回 2012年1月21日(土) 13:30−17:00
 第2回 2012年1月28日(土) 13:30−17:00
会場:真澄 諏訪蔵(長野県諏訪市元町1-16)
内容:社長による「日本酒よもやま話」、諏訪蔵見学、真澄の酒きき酒
定員:各回15名
会費:お一人様1,000円(税込)
*定員がありますので、ご予約をお願いいたします。
*お酒をお出ししますので、20歳以上の方に限ります。
*2回の内容は同じです。ご都合のよい回にお申込ください。
ご予約・お問合せは真澄 企画部(Tel.0266-52-6161)へ。

◇神戸酒心館
酒心館ホール (1.9) 六代目笑福亭松喬 第15回 新春独演会
六代目笑福亭松喬
第十五回新春独演会 
酒心館恒例・笑福亭松喬独演会。
新春初笑いで、明るい一年を!
独演会の後は松喬師匠を囲んでの楽しいひと時を持つ懇親会もございます。
(3日前までに要予約)
限定販売の「笑福亭松喬直筆「干支ラベル」(辰年)のお酒」
超特選純米酒720ml¥2,100(税込)予約受付中です。
【日時】
平成24年1月9日(月・祝) 開場:午後3時30分  開演:午後4時
【料金】
独演会のみ    3,000円(きき酒付、全席自由)
独演会と懇親会  5,500円(3日前までに要予約)
【会場】
神戸酒心館ホ−ル
【主催】
神戸酒心館
【お申し込み方法】
?078-841-1121 までお電話下さい。
もしくは、お名前・ご住所・お電話番号・イベント名・チケット枚数を明記の上、e-mailにてinfo@shushinkan.co.jp へご連絡下さい。

(1.21) 【第69回 酒蔵文化道場】 『仏像修理の現場から』
【第69回 酒蔵文化道場】
題目: 『仏像修理の現場から』
講師: (財)美術院国宝修理所 所長 藤本 ?一 氏
美術院国宝修理所は、明治31年(1898)に、岡倉天心により創設された日本美術院にはじまり、今日に至るまで、一貫して、彫刻部門(仏像が多数)を中心に、文化財修理を行ってこられました。
現在国宝・重要文化財に指定されている仏像のほとんどが、美術院の修理を受け、
今日に至っています。その修理現場から、文化財修理の意義と実践を、修理事例を通して、お話いただきます。
【日時】 2012年1月21日(土)  開演 16:00
【料金】   ビジター会費 2,000円  
講演の後、講師を囲んで懇親会がございます。(要予約・別途 4,000円)
【お問い合わせ・お申し込み】
 神戸酒心館 事業部  Tel:078-841-1121  までお電話下さい。
 または、Email: info@shushinkan.co.jp までご連絡8

◇梅錦山川
12月のイベントご案内
2011.12.27(火)〜31(土)(試飲はなし)10:00〜23:00
展示販売
場所:イトーヨーカドー木場店 1F酒売場

■■■試飲会■■■                                  
◇宮坂醸造
☆ 東急 たまプラーザ店 11月21日(月)−30日(水)
☆ 東急 吉祥寺店 11月24日(木)−12月7日(水)
☆ 高島屋 港南台店 11月30日(水)−12月6日(火)
☆ 西武 所沢店 12月14日(水)−20日(火)
☆ 伊勢丹 浦和店 12月7日(水)−13日(火)
☆ JR大阪三越伊勢丹 12月16日(金)−31日(土)
☆ 京急 上大岡店 12月20日(火)−25日(日)
☆ 吉池 12月25日(日)−31日(土)
☆ 丸井北千住店 食遊館 12月26日(月)−12月31日(土)

◇神戸酒心館
【関東】
・所沢 西武    12月8日(木)〜12月11日(日)   
【関西】
・梅田 阪急       11月30日(水)〜12月6日(火)
・川西 阪急       12月7日(水)〜12月13日(火)
・神戸 大丸       12月7日(水)〜12月13日(火)
・神戸 そごう      12月13日(火)〜1月3日(火) 元日休み
・梅田 阪神       12月14日(水)〜12月20日(火)
・北花田 阪急     12月14日(水)〜12月20日(火)
・西神 そごう      12月24日(土)〜12月31日(土)
・神戸 阪急       12月26日(月)〜12月31日(土)
・宝塚 阪急       12月28日(水)〜12月31日(土)


◇今西清兵衛商店

日時/平成23年12月 1日 〜 12月 7日  近鉄百貨店 生駒店 (奈良県)
日時/平成23年12月 8日 〜 12月14日  近鉄百貨店 奈良店 (奈良県)
日時/平成23年12月15日 〜 12月21日  近鉄百貨店 上本町店 (大阪府)
日時/平成23年12月26日 〜 12月31日  西武百貨店 八尾店 (大阪府)
日時/平成24年 1月10日 〜  1月16日  そごう 横浜店 (神奈川県)
日時/平成24年 2月29日 〜  3月 6日  阪神百貨店 (大阪府)
日時/平成24年 3月17日 〜  3月23日  小田急百貨店 新宿店 (東京都)
日時/平成24年 3月28日 〜  4月 3日  阪急百貨店 うめだ本店 (大阪府)
※百貨店試飲販売情報、試飲会情報はメールマガジンでもお知らせしています。

■■■製品情報■■■

◇桜顔酒造
12月 にごり酒
岩手県産の新米を使用して醸造した新酒をにごり酒で限定出荷いたします。
とろりとした風味は、冬季ならではの味わいです。
■原材料 : 米
■日本酒度 : -2
■酸度 : 1.6
■アルコール度 : 18
1800ml入 2000円  720ml入 1000円

◇一ノ蔵
一ノ蔵新米新酒第3弾!特別純米生原酒にごり酒好評販売中! 
その年に収穫した宮城県産の新米で醸す特別純米にごり酒の生原酒です。
フルーティーな味わいと微量の炭酸ガスが、雪色の酒に調和します。
爽やかで飲み応えある味わいが特徴です。
冬季限定品(12月発売)
◆精米歩合55%
◆アルコール分18度以上19度未満
◆日本酒度-1〜+1
◆1.8リットル 2,791円(税込) 
◆720ミリリットル 1,295円(税込)
1.8リットルのみ宮城県内限定品
艶やかタイプ(熟成感があり、酸味に富んだ奥行きのある味わいの特別純米酒)

◇千代寿虎屋
新酒 特別純米初しぼり 豊国は12月15日からの発売予定です。
かつては蔵人しか味わうことができなかった搾りたての生酒。
寒河江の復古米“豊国”を使用し低温にてゆっくり発酵させた
透明感のある香りとフレッシュで上品な味わいです。
日本酒度 +2
使用米 豊国
精米歩合 60%
アルコール 16.8%
酸 度 1.3

◇奥の松酒造
純米大吟醸スパークリング
品切れとなっておりました「純米大吟醸スパークリング290ml」を
11月21日から発売を致すこととなり、ご予約受付を開始いたしました。
品切れ中はお客様には多大なご迷惑をおかけし、心からお詫び申し上げます。
きめ細やかに弾ける泡の清涼感、吟醸香にほんのりとした甘味、
純米大吟醸ならではの米の旨みと後味のキレの良さをお届けします。
容量/290ml
日本酒度/-25.0
アルコール度/11
酸度/2.5
使用酵母/52-5S-38
精米歩合/50%
290ml 588円(税込)

奥の松 飲み比べセット
【奥の松 飲み比べセット】は、
人気の高い「サクサク辛口」、「吟醸」、「純米吟醸」の3本入りです。
容量も1本180mlなので行楽のお供やギフト、お土産にも最適です。
純米吟醸・吟醸・サクサク辛口・・・各180ml
<純米吟醸>
日本酒度/+1.0 アルコール度/15 酸度/1.4 精米歩合/65%
おいしいお召し上がり方
ロック◎ 冷や◎ 常温○
<吟醸>
日本酒度/+4.0 アルコール度/15 酸度/1.3 精米歩合/60%
おいしいお召し上がり方
冷や◎ 常温◎ ぬる燗○
<サクサク辛口>
日本酒度/+2.0 アルコール度/15 酸度/1.4 精米歩合/65%
おいしいお召し上がり方
冷や○ 常温◎ ぬる燗◎ 熱燗○
180ml×3本  882円(税込)

◇一本義久保本店
一本義 冬のにごり酒 720ml 季節限定
今年も冬のにごり酒の季節がやってまいりました。
麹から生まれる優しい甘さとにごり酒のミルキーな口あたりのハーモニー。
寒い冬にはコタツに入って、マッタリとにごり酒の時間をお楽しみ下さい。
■1,313円(税込)

一本義 搾りたて新米新酒(本醸造生酒)季節限定
全国有数の酒米産地・奥越前で、
この秋に収穫された新米を使用した本年最初の一本義です。
搾ったばかり、そして、火入れ(加熱処理)を一切しない生酒ならではの
爽やかな香り、麹から生まれる甘味と旨味をお楽しみください。
■1.8L 2,100円(税込)
■720ml 1,050円(税込)

◇武重本家酒造
御園竹 しぼりたて生酒 12月10日頃発売開始
しぼりたての純米酒をそのまま瓶に詰めました。今年の新酒の出来はいかがでしょうか。

◇宮坂醸造
あらばしり樽酒」の買える店、掲載中
今年もこの季節がやってきました! 酒販店限定の「あらばしり樽酒」!
これは蔵元から杉樽とお酒を別々に出荷し、
酒販店さんがお店でお酒を樽に移して杉の香を付け、瓶詰めして販売するお酒。
木香のつき方は、各店主の好みとセンスにより、様々です。
信頼できる限られたお店のみでの販売となります。
今年の販売店リストをこちらに掲載しました。
http://www.masumi.co.jp/taru/
この時期ならではの限定のお酒、是非お試しください。

*尚、この商品は酒販店様限定の商品です。真澄蔵元ではお取扱いがありませんのでご了承ください。

◇千曲錦酒造
新酒発売 本醸造 蔵出し生原酒 千曲錦 
俳人・種田山頭火が「風かほる しなのの国の 水のよろしさ」と
詠んだ信州佐久の水で仕込んだ、
ふなくちから出たままの原酒をそのまま生詰しました。
生詰した日から3〜4ヶ月程はさわやかな新酒の風味があり、
その後は原酒のもつ華やかな香りと、コクのある深い味わい、
さらには秘蔵酒のような枯れた旨味もお楽しみいただけます。
アルコール : 19.1%
日本酒度 : +5.0〜+4.0
酸度 : 1.3〜1.5
原料 : 米・米麹・醸造アルコール
麹米 : 美山錦
掛米 : 信州産一般米
精米歩合 : 65%
酵母 : 協会9号酵母
720ml 1,050円(税込)

◇丹山酒造
雪月花 嵐山
爽やかな吟醸香と透明感のある喉越しが特徴です。
食中酒としておすすめです。
種別  純米大吟醸
原料米  山田錦
精米歩合  50%
日本酒度  +4
アルコール 15%
酸度  1.4
[ 1,800ml ] 6,300円
[ 720ml ] 3,150円
[ 300ml ] 1,365円

◇富久錦
「純米しぼりたて」「純米にごり酒」の買えるお店
いよいよ今年の新酒『純米しぼりたて』『純米にごり酒』が発売されます。
これらのお酒が買えるお店を、地域別にご紹介いたします。
なお、現在のリストは、11月17日時点で、お取扱いの決まっているお店です。
発売予定日である11月18日まで、随時更新してまいります。
http://fknsk.exblog.jp/14874839/
発売直後は、注文が集中し、それぞれのお店で一時品切れの可能性もございます。
念のため、お店にお電話などでご確認くださいますよう、お願いいたします。

◇神戸酒心館
師 走
米のうまみと香りが引き立つ辛口純米生酒
お歳暮のご贈答や年末のご挨拶などに人気の「しぼりたて新酒」です。
[ 12月より発売] 1,890円

あらばしり
少し粗めの布で搾り、最初に出てくる「あらばしり」と呼ばれる薄くにごったお酒です。[ 12月下旬より発売] 1,785円

◇今西清兵衛商店
春鹿 純米吟醸 生酒 しぼりばな
季限定品(12月初旬〜) 要冷蔵
しぼりたてが奏でる清涼感あふれる香りと
軽やかな旨みをお楽しみください。
●アルコール:16.0〜16.9
●原料米:五百万石
●精米歩合:60%
●日本酒度:+5
720ml  1,365円(消費税込)
1800ml  2,730円(消費税込)

春鹿 新走り一番
本醸造 しぼりたて 生原酒
冬季限定品(12月上旬〜) 要冷蔵
しぼりたての新鮮な香りと凛とした辛さの中に、
ほのかな甘さが華を添える生原酒。
●アルコール:19.0〜19.9
●原料米:日本晴
●精米歩合:60%
●日本酒度:+2〜+4
720ml 1,207円(消費税込)

春鹿 本醸造 しろみき
活性にごり 生酒
冬季限定品(12月中旬〜) 要冷蔵
新鮮でシャープな飲み口と心地よい酸味、
爽やかなのど越しの活性にごり生酒。
●アルコール:15.0〜15.9
●原料米:日本晴
●精米歩合:60%
●日本酒度:+2〜+3
300ml 472円(消費税込)
720ml  1,102円(消費税込)

春鹿 甕(かめ)入り
 活性純米にごり酒 ささもたい
特別限定品 要冷蔵
只今、予約受付中!  ※発送は12月下旬です。
<商品説明>
お酒の酵母が生きた活性のにごり酒を甕に入れてお届けします。生きたもろみの新鮮な風味と爽快な喉ごしがお楽しみ頂けます。 昔ながらの甕に入った活性にごり酒で、太古の「白酒(しろき)」をお楽しみ頂けます。
●アルコール:15.0〜15.9
●原料米:日本晴
●精米歩合:60%
●日本酒度:+2〜+3
1800ml  5,250円(消費税込)

◇一宮酒造
雪香
雪香は、独自の瓶内発酵技術を用いた「発泡性タイプ」の低アルコール日本酒です。通常の「にごり酒」よりもうすい乳白色で、アルコール度数も低く(4.5%〜5.5%)、まろやかな甘さと酸味が調和して、ワインのような香りがあります。日本酒をあまり飲まない方にもおすすめです。
発砲清酒 清酒〈発泡性1〉
原材料:米(国産)・米こうじ(国産米)
容量:200ml
アルコール度数:4.5%〜5.5%
価格:500円(税込)

◇嘉美心酒造
特別純米しぼりたて
今年も、もう12月となり日本酒繁忙期として慌ただしくなってまいりました
酒造りの方も一段と活気づいております
そんな中、嘉美心からは季節を感じられる商品、
「本醸造 にごり酒」 「しぼりたて」 が発売になりました
今年の締めくくり、年明けのおめでたい日に嘉美心のお酒で一献いかがですか

◇賀茂泉酒造
新酒搾りたて生酒を発売しました。
12月6日に新酒搾りたての純米吟醸生酒を瓶詰めしました。
12月7日より蔵出し開始です。
今期の酒造りの一番初めの新酒搾りたてです。
この時期しか味わえない、フレッシュでフルーティーな
“日本酒のヌーボ”純米吟醸生酒です。

広島局清酒鑑評会優等賞 (2011-11-18)
昨年に引き続き、造賀純米酒が平成23年広島国税局清酒鑑評会にて
純米酒部門にて優等賞を受賞しました。
東広島市造賀地区で獲れた山田錦を100%使用し、
山田錦ならではの柔らかでキメの細かい口当りが特長です。 
ふくらみのある旨味があり、料理との相性もよい純米酒に仕上がっています。

◇酒井酒造
純米吟醸 西都の雫しぼりたて生原酒
山口県オリジナル酒米「西都の雫」で醸す純米吟醸のしぼりたて生原酒。
華やかで気品ある吟醸香の中に広がる、
搾り立てならではの力強い口当たりとキレのよい酒質。
原材料名 米・米こうじ
酒母・麹 原料米:山田錦
産地:山口県
精米歩合:55%
掛米 原料米:山田錦
産地:山口県
精米歩合:55%
仕込み水 山口県「錦川」伏流軟水
火入れ 本生
アルコール分 17〜18%
日本酒度 +2〜+3
酸度 1.5〜1.6
アミノ酸度 1.4〜1.5
1.8L : 3,150円【税込】
720ml : 1,575円【税込】

純米酒 あらばしり
契約栽培の山田錦で醸す、純米搾りたて。
【販売期間】 12月20日〜3月31日
五橋しぼりたてシリーズ。
トラタン村産の山田錦のみを原料米に醸す純米あらばしり。吟醸様の香りがかすかに感じられ、軽快な印象。口に含めばしぼりたての鮮烈な口当たりと、米の豊潤な旨味が感じられます。
720ml : 1,627円【税込】

■■■その他■■■

◇橘倉酒造
期間限定!送料超割キャンペーン開始
いよいよ今年の酒造りも本番を迎え、
新酒の醪の中では酵母が元気よく、活発にタンク内で動き回っています。
そんな中、本日(2011/11/9)から年末いっぱい、
ネット販売での送料の超割キャンペーンを実施します。
お買い上げ金額10,000円以上で「送料無料」(期間限定)。
5,000円(税込)以上お買い上げの方、送料500円(税込)でお届けいたします。
(期間限定)
年末年始の贈り物、ご家庭での一杯に是非ご利用ください。

あの酔仙酒造へ行ってきました

4月のブログでご紹介したあの衝撃的な写真を思い出して頂けますか。
大津波で蔵が全壊した陸前高田の 酔仙酒造・金野靖彦社長 の姿です。

10月に一関市で酒造りを再開したとのことでしたのでお邪魔し、金野社長からお話を伺ってきました。 約60名の役員・社員のうち7名の方が亡くなり、また約7千坪もの広大な敷地にあった地元名物の桜並木と酒蔵を失って、トップとしてはさぞ辛い9ヵ月間であったことでしょうが、お元気そうなので安心しました。

でも、被災された時の苦しい胸の内を振り返ってこう述べておられました。・・・・
「避難のために社屋、蔵、自宅の有様を目にしたのは、震災翌日でした。一瞬息を呑み・・・次にから元気でも出して明るくしていなければ何ともやりきれない気持でした。全壊、流失、だから仕方がない。だがこれでよいのか。何もしないで過ごしたならば一生悔いが残り自分で自分を責めることになる。ならば復興に挑戦しよう。出来るか、出来ないか、ではなく、やるかやらないか、でした。」

とにもかくにも同社は不死鳥のごとく蘇り、所を変えて酒造りを開始しました。社員も20数名の方々が戻ってきておられます。
場所は、一関から太平洋岸方向に20数?、大船渡線沿線の「千厩町」(せんまやまち)の中心部。このあたりは、その名のとおり、古くから馬の産地として知られ、また、葉たばこ、養蚕の拠点でもあったとのことです。

現在は、「千厩酒のくら交流施設」として町の観光スポットとなっており、酒蔵の雰囲気を遺した建物が二十棟あまり残っています。中には蔵を改造したイベントホールや、戦前、岩手県内有数の資産家で酒蔵を営んでいた「佐藤家」の住宅も敷地内にあり、国指定有形文化財となっています。


  敷地内にある「馬事資料館」

この土地は、一関市が所有し、岩手銘醸? が醸造設備を保有し酒造りをしていたのですが、もう10年近く前から造りを休んでおりました。その設備を酔仙酒造が借りているというわけです。


敷地内には土蔵づくりの建物が点在しています
 


国指定の有形文化財「旧佐藤家住宅」     旧佐藤家住宅の庭
土蔵造り風二階建て住宅(建坪77坪)には、随所に欅がふんだんに使われています。

佐藤家は、戦前、岩手県有数の資産家で、資料「帝国金満家一覧」では、三井家、住友家などの「横綱」に伍して「前頭」にランクされていました。


     現在の社屋        復興理念が明示されています

 
   相当に年季の入った蔵内部         大型設備

 
看板商品で、現在唯一の商品、冬季限定の活性原酒『雪っこ』

現在生産している『雪っこ』は、180㎖アルミ缶入りのみで約月産12万本、最盛期の3分の1の量なので、生産が追いつかないほど注文が殺到しているそうです。

完全復興への道程は、容易ならざるものがあるでしょう。でも「前途多難ではありますが、将来に明るい希望を持って日本文化の粋である日本酒造りに全力を傾けたいと思います」という金野社長の決意が実ることを願わずにはいられませんでした。

一ノ蔵へ立ち寄ってきました

一関市でお酒の製造を再開した酔仙酒造へ会報取材のため出かけた帰路、
一ノ蔵
に立ち寄りました。
一ノ関駅から東北本線「仙台行き」(2両連結)に乗車、ほぼ1時間で「松山町」です。駅に降り立ったのは私一人でした。農社(農業事業部門)の若手ホープ(櫻井会長評)三浦さんが出迎えて下さって車で約10分、静かな丘陵地にある本社に到着。

大震災の地震被害からの復旧も進んでほぼ正常に復しているこの蔵、現在の悩みは、全国から生産が間に合わないほどの注文が殺到し、出荷調整を余儀なくされていることです。
そのせいか、事務室内も以前にも増して活気に溢れているように感じられました。

  
    社屋の前景        事務室(役員の皆さんは奥の窓際)  

応対して下さったのは、櫻井武寛会長と松本善文社長です。


(左から)櫻井会長、松本社長

SRN代表幹事の櫻井会長は、日本酒造組合中央会・理事、宮城県酒造協同組合・理事長など数々の要職を務めておられるだけに、業界のため東奔西走しておられます。
松本社長は、大震災発生時、東京におられたとのこと。交通手段が復旧するまで会社に戻れない状態が続いたため、その後殆ど東京には出掛けていないというお話です。お気持ちはよく分かります。今はあまり外へ出ないで社員の皆さんが気持ちよく働けるよう細心の注意を払っておられる様子が窺えました。また、同社は、農業部門で米の栽培もしておられますが、放射能検査では問題が無かったとのことで安堵しておられました。

わが事務局ともご縁の深い「マーケティング室」の方々(当日はお三方:写真下)とも短時間ですがお話しました。この組織では、ホームページ更新、イベントに加えて会社の広報も担当しておられるため、マスコミなどの取材への対応などもあり、とてもお忙しいようでした。酒造業界において際だって存在感のあるこの蔵への注目度は、以前にも増して高まっているようですから、「マーケ」の皆さんも大変でしょう。なにしろ、ホームページへのアクセス件数だけで月間10万件に達するということですから。担当の永井さんは、毎日のようにHPを更新しておられるとか。


(左から)山田好恵室長、永井靖二さん、阿部順子さん

このほか社内のあちこちで写真も撮ってきました。以下、ご紹介しましょう。

    
見学者受け入れホールの一角  醸造元なのに見学者に売るお酒がありません
                                        
見学コースの説明板(麹室) 設備は近代化していても手造りの伝統を保持   


この静かな裏山から湧き出す清冽な水が一ノ蔵の高品質なお酒を支える
大地震でも湧水が途切れることはありませんでした

久々の訪問でしたが、改めて規律と礼儀が徹底しているこの酒蔵の雰囲気の良さを味わいました。出荷調整という贅沢な悩みは、かつて「無鑑査本醸造酒」が大ヒットした時以来のことだそうですが、「震災特需の後が怖い」 という心配は、一ノ蔵にとっては杞憂に過ぎないのでは、そんな思いを抱きながら松山町を後にしました。
 (酔仙酒造の現況については、別途報告致します。)